【第2回】波は読むな!
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
パチンコを100回以上打ったことのある人の中で、トータル収支がマイナスの人は、おそらく全体の95%~98%ぐらいを占めると思われる。裏を返せば2~5%程度の人はトータルで勝っていることになる。
ここで前回の記事を読んだ人は「あれ?」と思ったのでは?
前回は100回以上打てばほぼ100%負けると書いた。なぜだろう?
ほぼ100%負けるというのはあくまでも勝率30%の条件で打ち続けた場合の話であり、一般のパチンカーが気分に任せて遊んだ場合は30%ぐらいになるという前提だ。
しかし世の中には勝率50%以上の台を探し当てている人が確かに存在するのだ。
そう、パチンコには「勝率を上げる方法」が存在するということだ。
「勝率を上げる方法」のうち、世間で最も多く実践されているのが、データカウンタ等を利用して「出そうな台」を予測するというものだ。
「この台は2日前から出ているから今日も好調期が続くだろう」
「この台は昨日の夜ハマってヤメているからそろそろ吹くだろう」
「昨日はあの台が出たから今日は隣を攻めてみよう」
などなど、自己流データ分析法をお持ちの方もいると思うが、この際はっきり言っていこう。
このような「波を読む」方法は効果がないどころか有害ですらある!
もっと過激な言い方をすれば、波を読もうとする限り、負け組は負け組のまま抜け出せないだろう。
誤解のないように言っておこう。波の読み方や分析法が悪いのではない。波を読む行為そのものが有害なのだと。
波は確かにある。出るときは出る。ハマるときはハマる。しかし「出るとき」だけを捕まえて勝つことは不可能なのだ。波に固執する限りパチンコで勝ち組にはなれない。
そもそもパチンコ台には、過去の結果に基づいて当たりやすくなったりハマりやすくなったりする仕組みなど備わっていないのだ。
サイコロの出目確率は均等に1/6だが、実際には連続で同じ目が出る場合もあるし、20~30回出ないこともある。
「1は今出たからしばらく出さないでおこう」とか「今日は奇数ばかり出そう」などとサイコロが考えるはずがない。パチンコも同様である。
ともかく絶対に心得るべきは「勝ちたければ波を読むな!」ということ。
ではどうすれば良いのか?
次回以降で順を追って解説していこう。
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