スロマガ創刊25周年を記念し、お届けしてきた当企画。シリーズの最終回となる今回は、パチスロ業界の雄、サミー株式会社(以下サミー)の足跡を振り返っていこう。

今年で設立40周年という大きな節目を迎え、トップメーカーとしての地位を盤石なものとしているサミーだが、もちろん今日の人気獲得に至るまでには様々な困難が存在した。その紆余曲折を、過去の名機を振り返りながら紹介していこう。

また、今回はこの企画のために、未公開資料も大量入手。ここでしか見られないお宝画像や、今だからこそ言える開発の裏話なども掲載しているのでこちらも必見だ！

サミーの歴史だけでなくパチスロの歴史に名を残す名機が爆誕！　企画第3回は注目機種続々!!

BIG終了後は1/2で100GのATに突入。AT中は高確率で成立する3択の9枚役を全て獲得可能となり、コインが微増した。

ゲゲゲの鬼太郎がパチスロ初の液晶搭載機として注目を浴びると、その翌年にはこちらも史上初となるAT機をリリース。さらに2000年、そのAT性能を極限まで高めた革新的マシンが誕生した。

筐体上部パネルにスーパーATの文字が刻まれた獣王は、出玉増加のメイン契機をこのATとすることで、激しい波を実現。そのゲーム性が瞬く間に話題になると、設置台数は爆発的に増加。当時、市場で圧倒的シェアを誇っていたユニバーサルや山佐といった強豪メーカーを押しのけ、人気を獲得していった。

Q.エイリやんが激アツキャラとなった理由は？

本機のゲーム性は常識を覆す新しいアイデアであると確信していたので、未知の世界との出会いに恐怖ではなく、希望をもって頂ければという願いから、人類がUFOから降りてきた異星人と遭遇するメタファーに辿り着きました。その後、AR2000確定キャラに決まったのは、メンバーの一声。H「異星人(エイりやん)」って、滅多に会えへんからプレミアキャラでいいじゃない」皆「減多にって…会ったことあるんかい？」といったやりとりがありました(笑)。

Q.なぜキリンを最強キャラにしようと思ったの？

ドット機ということで、象、ライオン、ダチョウ等と見た目の違いがわかりやすく、知名度の高い動物ということで、キリンを選択しました。ボツになった動物は、ハイエナ、サイ、ヒョウ等があります。

Q.ダナゾ(ダチョウ･7･ゾウ)ナビがアツいのはなぜ？

略した時の語呂が良かったので、ダナゾの期待度を高くしています。

Q.サバチャンのBGMはプロのミュージシャンが作ったの？

社内のサウンド担当(女性)が作曲しました。サバチャンのBGMは社内でも評判が良かったです。

Q.高速消化でATが1G増えるのはなぜ？

AT中にもBIGボーナス中のリプレイハズシの様な技術介入要素を盛り込みたかったので、搭載しました。