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休肝日~パパ日記③~ 息子の成長

休肝日~パパ日記③~ 息子の成長

電車んとこまでは遠いのに…

息子と散歩に出かけた休日のことです。昨日は雨が降って家に閉じこもっていたため、外に出たのがよほど嬉しかったんでしょうね。青空の下で「行こう!」と元気に僕の先を歩き始めました。

後ろ姿

どこに行くのか聞いてみると、息子は「電車んとこ」と答えたのですが、ここから駅までは大人の足でも20分ほどの距離。ましてや3歳の子供の足で向かうとなれば、それは途方もなく遠い場所でしょう。

案の定、5分ほど歩くと疲れたのか「パパ、抱っこして」とおねだりタイムが発動しました。息子の体重は16キロで、ここから駅まで抱っこしたら、僕の腕がもげる可能性が少なからずあります。まぁ、それは冗談としても、もともと駅まで辿り着けないだろうと思っていたので、「歩かないなら、もう家に帰るよ」と伝えました。僕としては駅まで行くのを諦めてもらうつもりで言ったんですよね。

少し考える息子。で、まだ遊び始めたばっかりなのに、とでも言うかのように、しぶしぶ歩き始めます。そしてまたちょっと進むと、「パパ、抱っこして」この繰り返しでした。

しかし、驚いたのはその結果、本当に駅まで歩ききったことです。息子は「ガタンゴトン! ガタンゴトン!」と大きな声を出しながら、とても嬉しそうに電車を見つめていました。

父顔負けの高期待値な立ち回り

30分ほど経ったころでしょうか。ある程度楽しんだので帰ることにしたのですが、予想通り、歩き出すとすぐに「パパ、抱っこして」と始まります。それならば、と僕も先ほどと同じように、「歩かないなら、もう家に帰るよ」と返します。

息子はまだそこまで言葉の意味を理解しているとは思ってもいないですから、ここで「どうせ家に帰るのだから、ここからは抱っこしてもらうのがベスト!」という考えには至らないでしょう。なんせまだ3歳ですしね。その立ち回りはまだできませんって……とアマく見ていた僕に息子はキッパリと言い放ちました。

「うん、もう家に帰るから抱っこして!!」

ちゃんと言葉の意味を理解していることに驚きました。と同時に、「しっかり考えてしゃべっているんだなぁ、ずいぶんお兄ちゃんになったなぁ」と息子の成長を感じ取って嬉しくなりましたよ。

16キロの息子を抱えながら、家まで歩く僕。5分おきに「ねえ、ちょっとでいいから歩いてくれる? パパ、腕が疲れちゃったよ」「やだ」とさっきまでと立場が逆転したことは言うまでもありませんが、そんな会話をしながらも僕は幸せな気分でした。

今度、また電車を見に行こうね。その時はさ、二人乗りできるママの自転車を借りておくから。

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