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パチンコ台についてるフィギュアって、なんであんなにデカいん?

パチンコ台についてるフィギュアって、なんであんなにデカいん?

チワッスあしのです。

パチンコ・パチスロにまつわる様々な疑問をバッサバッサと斬り捨てて、何となく解決する連載「それはきっとこういう事情」。

今回は誰しも一度は思ったことがあるはずの「パチンコ台のフィギュア」について。

いわゆる「ビート板」とかいわれるあれですな。

最近だと「シン・エヴァンゲリオン」のフィギュアがデカすぎてビビりましたが、別に規制があるわけでもないので今後もこれ系のアウターはデカく派手になっていくことでしょう。

んでこれがなぜこういう形で進化してるかなのですが、たぶん答えとしては「ヤメられなくなってるので付いてる」というのが正解なんじゃないかと思います。

これを理解するにはダーヴィンの進化論に照らすとわかりやすいかもしれません。

無いほうがいいに決まってる

ダーヴィンの進化論は生物が環境に適応できるよう変化していったとする「自然淘汰」というのが有名なのですが、実はもういっこ「性淘汰」という考え方があります。

もちろん自然淘汰が下敷きになっている話であるのは前提として、これはオス同士のメス獲得合戦で優位に立つことにステータスを全振りした、要は「クジャクの羽」であるとか「ヘラジカの角」など、パッとみて「おれは強いオスである」というのをアピールする方向に頑張る進化のことですな。

これはクジャクの羽もヘラジカの角も本来の生物的な機能から考えると単なる「無駄」であり「環境への適応」という建て付けとは無縁であります。

むしろクジャクの羽なんかはバカみたいに目立つので捕食者側からすれば格好の獲物ですし、ヘラジカに至っては、たまに角が木の枝とかに引っかかって動けなくなって死ぬそうで。きゃつらの基本的な生存環境である森との相性が悪いってよっぽどのスカスカ進化だと思います。

なので「ただ生きていく」という意味ではむしろ不利なんですが、それでは彼らは羽や角を派手に、そしてデカくすることを辞めない

平均寿命は短くなったとしてもそっちの方が確実にメスを獲得して遺伝子を広げていけるなら、生物としては勝ち、なんですね。

さてパチンコにおけるフィギュアも基本的な考え方は全く一緒です

パチンコというものの機能としてはあのビート板は確実に要らないものです。

むしろ重いし価格も高くなるし、無いなら無いほうがいいに決まってる。

でもパチンコ自体がもうビート板やフィギュアがついてて当然の「性淘汰」の方向に行ってるで、付けないと「負け」なんですね。埋もれてしまって誰も座らない。だからつけるし、今後もおそらくもっと派手にデカくしていくしかない。

散々批判されてますし、もしかしたらメーカーさんだってもうアレはヤメたいかもしれない。

でももうヤメられない。なぜならみんな付けてるから。どれだけ生きる能力に優れたクジャクでも羽がショボかったらもう種として失格なのです。性淘汰ってつまりそういうこと。

 

パチスロにはまだ付いてない

んでこれパチスロのほうにはあんまりデカいビート板とかはついてないんですけども、これパチスロはまだ環境(遊技規則)の変化が目まぐるしく、そっちの変化に上手に対応したものから生き残るという「自然淘汰」が効いてるから、なんですね。

そういう意味ではパチンコは「ずっと平和だったから不幸にもビート板という文化が生まれた」とも言えますし、また今のところは環境が安定していないであろう「スマパチ」においてすら早速ビート板つきの機種が出てることを考えるに、もう客や店がどう思ってるかは抜きにして「ヤメられなくなってる」のだと思います。

最初にビート板が出た時に「駄目!」って言っとかないといけないといけなかったんですよね。そっちはクジャクとかヘラジカとかの道だからヤメとこうぜって。バカ進化だぞ! とね。

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