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【驚愕】パチンコの大当りが事前にわかってしまう爺さん

【驚愕】パチンコの大当りが事前にわかってしまう爺さん

 

過去の「隣に座ったヘンな客」はコチラ

 

チワッスあしのです!

ホールで出会った奇抜な隣人をご紹介するこちらの企画、今回はペンネーム「やっさん1号」さんのお便りを紹介しましょう。

なんと御年70歳との事。

大師匠です。

こんにちは、やっさん1号さん!

*****
爆音でスロット打ってる爺はそもそも音量の下げ方を知らない。

音量下げて貰えませんか? とお願いしても「???」状態。

そんなやつに限って目押しが必須の台を打ってて、全く揃えられない。

小生が揃えてあげましょうか? と助け舟をだすも意地を張ってるのか、自分で揃えようとする。

が努力も虚しく永遠に揃えられない。

心の中で「死ぬまでやってろ!」と叫んでいます。

最近は年金暮らしの爺婆がホールを占拠していてウザい。

小生も齢70を数え爺になったが、何しろ30代からスロット打ってるから、経験値が違う。

そんじょそこらの若者には全く負ける気がしない。

しかしながら最近流行りのスマスロは好きになれない。

小生が今贔屓にしているホールがスマスロだけになった暁には、キッパリスロッターから足を洗う覺悟です。


*****

ちょっとワロタ。

小生って一人称と覺悟って旧字体がツボりました。面白いなやっさん……。

と、何気に現在のパチスロの先祖である「0号機」の登場は1970年代後半。

従って当時から打ってるひとはマジで40年以上のキャリアでありまして、やっさんのような歴史の生き証人はマジでこの世に存在しています。

筆者の友達にも「師匠」と呼ばれる方がおり、彼も0号機から打ってるんですけども、まあやっぱ古豪なだけあってパチスロへの向き合い方もバキッと一本筋金が入っております。

例えば氏は結構長い間東南アジアに単身赴任しており、その間、ずっとパチスロが打てない期間というのがあった。

当然パチスロジャンキーでもある氏はトムヤンクンの香りがする見知らぬ空の下で常にムズムズしてたそうなのですが、彼がその期間やってたのが「サミータウンのパチスロゲームを設定1にして手動でひたすら回す」というものでして、これは「打てない欲求を解消するため」の代替行為かと思いきや、氏いわく「帰国してパチスロを打つときのためにヒキを貯めとく」という、狂った目的のためだったらしく。

師匠の周りにいた我々のような男は「人間ストック貯め打法」と名付けたいそう面白がっておりましたが、蓋を開けてみればこれがマジで気持ち悪いくらい効果的であり、一時期、氏は日本に帰国するたびに万枚やそれに近い数字を叩き出しては我々は焼肉を奢ってくれていたという、ガチの歴史的事実があります。

このように(どんなだよ)、0号機から打ってるオッサンというのは我々小人には理解の及ばぬ不思議な力みたいなのを持っている場合があり、もしかしたら数十年という長きに亘ってパチスロに向き合い続けた結果、台から出る電磁波みたいなのが人体に影響を及ぼしてX-MENみたいになってんのかもしれませんが、とりあえずポッと出じゃなくてずっと打ち続けてその年齢になっとる人というのは、それだけで凄いんだぞと、そこはちょっと声を大にして言いたいところ。

そういえば筆者の周りには、他にもこんなひとがいました。

頭の中の銀玉

これは2000年代初頭の話。パチンコでいうと初代「CR天才バカボン」を打ってた時だったんで、多分2001年とかその辺だと思います。

当時筆者は大学生であり、授業をサボってはその近くにあるクソデカホールでパチンコやらパチスロを打つのを日課としてました。

んで、その日も一限目から速攻で授業飛ばしてホールに向いハンドルを握っていたわけですが、ふと気づくと隣の台に常連の爺さんがいて、同じように打ってたんですね。

その爺さんはまあ見た目がもう「ベスト・キッド」でダニエル=サンにカラテを教えるパット・モリタみたいな見た目をしており、あだ名は「仙人」だったんですけども、多分年齢はもう80とか、そんな域に達していたと思います。

何の仕事をしてたのか知りませんが仙人はめちゃめちゃカネを持っており、その辺で打ってる婆さんとかに普通に現金を配るという奇行でも知られていましたが、男性に対しては結構塩対応であると言われており、特に若い男となると話しかけても全然答えてくれず、そもそも隣に座る事自体が結構レアでありました。

ああ、仙人がいるなぁ。

そう思いつつもあんまり気にしないようにして普通に打ってたんですけども、しばらくすると隣からツンツンと肩を突かれる感触がしたんですね。

で、フッとみると、仙人がめちゃめちゃ笑顔でこっちの台を指さしてる。

何事かと思ったんですけど「その台、次で当たるよ」って言うんですね。

筆者は「何言っとんコイツ」と思いつつ無視して打ってたんですけども、仙人の予告通り、次の回転でマジで当たりました。

今思えば多分確定の入賞音(たりらりらーん)に筆者が気づかずたまたま仙人のイヤーには届いてただけなんですけども、筆者はこれで「爺ちゃんすげえ!」となり一発で懐いた次第。

仙人は見た目こそ反則級に怪しかったんですけども、話してみると非常に良いひとであり、筆者が「金くれ」という下心を出してなかったのが良かったのか、うさわほど塩対応ではなく、当たったの外れたので普通にお互い祝福したりうなずいたりするような関係になりました。

 

ただまあ、いっても爺なので会話のキャッチボールはほぼ出来ず。

筆者が早口なせいもあるのですが、何かいうと「ん?」と聞き返されることが多々。

で、なんかの拍子に仙人が「ちょっと待ってね」といいつつ、筆者の言葉をちゃんと聞くためか「耳に突っ込んだ銀玉」を小指でほじって取り出し「なんだい?」と重ねて問うて来たんですね。

耳に銀玉、というのはありふれた光景ではあるんですが、筆者にとってはその時がファーストコンタクトであり普通にびっくりしてえ! 玉って耳にいれていいんですか!」と訊ね、それに対し仙人は「うん、大丈夫」と笑顔で答てくれたんですけど、まあその時はホントに未知との遭遇だったんで筆者の脳内には次から次へと新しい問いが生まれており、興味津々になった次第。

で、色々訊ねたんですが、「それって取れなくなったりしないんですか」という筆者の問いに対し、仙人は孫の「なんでなんで」に答えるような微笑みのまま「うん、とれなくなるよ、俺の耳には三つくらい、玉が入ったまま出てきてないよ」と、今思えば完全にジョークなんですが、そういう事をいったんですね。

その答えを聞いた筆者はもうさっきから衝撃続きでバカになってるので純粋に「爺ちゃんスゲ~!」となり、その反応に、仙人はちょっと恥ずかしそうにしてました。

よく考えると耳に銀玉つめといて「たりらりらーん」が聴こえた爺様の聴力は侮りがたいものがありますし、もしかしたら聴こえてなくて、マジでなんかそういう超能力とか仙術みたいなので当たりを予知したのかもしれない。

当時80くらいということは下手したらパチンコ誕生の時期当時くらいから打ってる人かもしれないですし、関東大震災も太平洋戦争もロッキード事件もオイルショックもSMAPの解散も銀玉を弾きながら乗り越えてきた説まであるゆえ、まあ耳に詰まって取れなくなった玉のひとつやふたつ、あったとて全然驚くような事じゃないんですけどもね。

長く打ってる爺さんの中には、こういう凄いひともいるんだぞ、という話でした。

なにが凄いのか良くわかんないんですけども。

皆様の体験談を大募集!

隣に座ったヘンな客…アナタの体験談を教えてください!

ライター・あしの氏が当コラムにて紹介させて頂く…かもしれません。

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コチラから送ってください!!!!!
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