現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

A PROJECTマシンとしても復刻され初代マシン登場から根強い人気を誇るノーマルタイプといえば「アレックス」シリーズ。その初代マシン「アレックス」の登場は1999年2月となります。

そんな本機のスペックは当然ノーマルタイプ。リプレイハズシを駆使すれば設定2からPAYOUTが100％を超える甘いスペックとなっていました。それでいながらわかりやすく、またマニアックな要素の多いゲーム性で、初心者からプロまで誰もが打ち込めるマシンとして人気を博しました。

本機には告知音やフラッシュ＆消灯、ランプといった演出が複数存在。

その中にはボーナス確定となるものも数多く存在するだけでなく、出目との組み合わせ次第ではチャンスとなる法則も。これらが単調になりがちなノーマルタイプのゲーム性のアクセントになっていました。

ちなみにフラッシュは全9種類を搭載。その中の1つである「スペシャルフライト」は出現した時点でほぼBIG確定、ガセ出現率は24000分の1以下という逆プレミアムともいえる確率となっていました。

そしてこちらが本機の要ともいえるリーチ目とリプレイハズシ手順。

リーチ目はやや引き込みが悪いながらも多数存在。また定型のものだけでなく、さりげなくマニアックな目が出ている…ということも多い仕様となっていました。

リプレイハズシはビタ押しが必要なためやや難しいものの、成功すればBIG獲得枚数が約30枚プラスと非常に高い効果を誇りました。

そんな初代マシンを経て、2008年には4thリールや2種類のBIG、天井RTを搭載した「アレックス7R」が登場。そして2018年9月にはA PROJECT第9弾として「アレックス」が復刻されました。本機では4号機のゲーム性が再現されており、4000通り以上のリーチ目も搭載。ATやARTなどは非搭載で、4号機時代のアツさをしっかり堪能できる1台となっていました。その後シリーズ機は出ていませんが、根強い人気シリーズだけに後継機の登場は期待できるはず。黄金の鳥の復活をのんびりと待ちましょう！