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【パチスロ名機】ただし色と押し順に正解しないと揃いません【爆裂王】

4号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス、あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作たちを紹介するこちらの企画、今回はアリストクラートの問題作「爆裂王」について。

かの機種が発売されたのは2002年。

ミリオンゴッドと同じ年ということもあり規制の足音が聞こえてきてたとはいえ、まだまだホールは爆裂機まっさかりの灼熱の季節にありました。

この機種はその名前からしても分かるように、当時の世相を思いっきり反映した「出玉性能に振り切った機種」であり、それを実現するために内部仕様はかなり独特かつ複雑怪奇なものになっていました(それが仇となったのか後にバグが発覚したことも話題になった)。

本機の内部仕様について細かく書くとメッチャ長くなるんで割愛しますが、大きな特徴として「特定の色と押し順が正解した時のみビッグが揃う」という独特の仕様があります。

通常、サイレントストック機の場合(内部的な)リプレイが成立していない時がボーナスを揃えられる時で、このことからボーナスが揃えられるようになることを、当時は「RT解除」あるいは単に「解除」と言っていました。

5号機になってもしばらくボーナス成立のことを「解除」って言ってる人がいましたね!

「爆裂王」の場合、この解除ゲームが約1/10と破格のペースで訪れるんですが、上述のごとく色と押し順が正解しないと揃わないうえに、その数が72択とかなりぶっ飛んでおり自力で揃えるのはユリ・ゲラー並のエスパーでも無理。

ただし、特定の状況になるとその色と押し順のナビが発生し、このナビを連続させることで、機種名のような「爆裂」を再現してたわけですな。

当時からしてかなり尖った印象のある台でしたが、名前やらデザインからして「素人お断り」な雰囲気はプンプン漂わせており、人気だったかというとそうでもなく。

少なくとも筆者の周りでこれを打ち込んでた人というのはあんまり知りません。

4号機 名機
4号機・アリストクラート/2002年

首かしげる人続出

とはいえ筆者はこういう訳の分からん台が大好きなのでよく打ってたんですけど、一度隣に目押しが出来ないカップルが座ってた事がありました。

もはやここまで書けば大体お察しなんですけど、カップルの女性の方がナビをゲットして爆裂ランプをペカらせたところで潔くそれを無視し、1/10で光るランプに首かしげてたところで何かを理解したらしい彼氏のほうが「俺に任せろ」と言わんばかりに手を伸ばしてナビに従い目押しをし、結局揃えられずに二人し手首かしげる、みたいな光景が繰り広げられ、なんか横で見てるこっちがソワソワしたのを覚えています。

最終的には店員さんに目押ししてもらってましたけども、この1/10で解除される、というのはまあまあ魔の確率でもあり、空回しの状態で呼んでも4号機時代はリールが自動停止しちゃってたゆえたぶん間に合わない。

だから店員さんを呼んで、横についてもらってから1/10を引かざるを得ず、んでそういうときに限ってなかなか引けず、だんだん場の空気が重くなってったり。

やっと光ったと思っても目押しミスしちゃったらまた引き直しなので、店員さんのプレッシャーも相当だったんじゃないかなと思います。

まあバグや攻略法のせいで撤去が早かった、みたいな話もあるんですけども、それが無かったとしても、多分この台の稼働期間はそんなに長くなかったろうなと、筆者はそう思います。

好きなんですけどね、こういう台。

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