バグのおかげでホール内は高設定だらけに!?

担当(以下・担)『今回の喰うやらSIDE-Bで振り返るのは「トリプルシューター」です』

しのけん(以下・し)『当時サミーと業務提携してパチスロ業界に参入したカジノのスロットマシン会社「アリストクラート」のパチスロ参入第一弾機種だね』

担『懐かしいメーカー名ですね。今は撤退しちゃいましたが4号機時代は巨人の星シリーズやマッハGOGOGO等、結構なヒット機種を頻発させていました』

し『そんな新規参入メーカー第一弾機種がトリプルシューターだったんだけど、この台には強烈なバグがあって』

担『なんでしたっけ？』

し『BIG中の小役ナビやリプレイハズシのアシスト率によって平均獲得枚数が異なる3種類のBIGがあって、本来は設定によってその3種類のBIG振り分けが異なったんだけど。…なんと！』

担『なんと!?』

し『BIGフラグ成立後1枚掛けでBIGを揃えると、必ず平均獲得枚数が1番少ないノーマルBIGになっちゃう。設定無関係で100%ノーマルBIG！』

担『あ！　ありましたねそんな話。あの頃はボーナスフラグを確認したらコインロスを避けるため1枚掛けで揃えるのが定番でしたけど、それが逆に仇となるという』

し『いや、これメーカーは一切説明していなくて、導入からしばらくホールではノーマルBIGしか見かけない状況。小役の取りこぼしも頻発する配列な事もあって、当然その分設定状況はかなり甘目だったから、ひっそり打ち込んでたんだよねぇ』

担『今回再掲載する稼働日記の時点ではすでにそのバグを把握した後の稼働ですが、確かにデータを見ると基本甘そうな機種ですね』

し『結局このバグに関しては大々的に指摘等もされなかったから設置からだいぶ経っても1枚掛けで揃える人が当たり前に存在していて。結局撤去まで高設定っぽい台をちょこちょこ打てた感じ。リール制御も良く出来ていて個人的に好きなマイナー機かな』

担『…ってな訳で、今回はトリプルシューターを扱った2001年11月3(土)の稼働日記をお楽しみください』

狙いはトリプルシューター2　朝一判別で完全勝利！

■2001年11月3日(土)■

昨日の居酒屋の店員さん、Y君の家にて起床し、ともども勝負ホールに向かうのでありました。

さて、昨日は結局トータルで2万8600円のプラスで終了しましたが、その結果はまさしく運勝ち。んな訳で、旅打ち3日目の今日は台選択なりで少しでも形になる事をして結果を残したいところです。

「そんな気持ちの中、第一候補として選んだホールは八幡西区のJ店(5.5枚)。

このホールのポイントは機種構成で、トリプルシューター2やイエティK、カブト(ノーマルっぽい)という、東京ではあんまり見ない機種が現役で活躍。それ以外にもタイムクロスAや梅花月R、ニューパルTと機種構成が自分好みなのです。

もちろん好みだけで選んだ訳ではありません。実はこのホール、毎日ちょっとしたイベントを行っているのでそれを狙ってみようと思うのです。

そのイベントとは、台の上に「ちょうちん」がある台でBIGを引き、BIG後店員さんが台を開けた時に「陣」マークなるフダが入っていると高設定！　…なるイベントです。

何故ちょうちんと陣なのかは謎。「狙い台はとりあえずトリプルシューター2。昨日打っていた客がフラグ成立後1枚掛けでボーナスを狙っていたり(3種類BIGがあるけど、1枚掛けで揃えると必ずダメBIGになる)、小役狙いを実行している人がいなかった(効果激高)ので、一番期待できそうだからね。

開店と同時に入店し、余裕でちょうちん台を押さえ、早速勝負開始です。ペシペシと打ってると…アレ？　気になる挙動が。なんかチェリーが頻発するのです。この機種ってそんなにチェリーは出ないハズ。でも小役の高低はあったっけか？

…ヤバ、忘れていますよ。「この事を少しばかり気にしながら打っていると8000円でBIG。ショボBIGの「3」でしたが、例の「陣」マークはGET出来ました！　まぁ、Y君に聞く限りこの札の信頼度は100%では無いっぽいので、安心は出来ませんけどね。

さて、その安心材料を少しでも上乗せさせる要素があります。そう、朝一のチェリー。これがもし小役カウンタによる挙動なら設定変更された証拠！　ですからね。

(中編に続く)