※『秋山良人のエナコラム』過去の連載まとめはコチラから。

地獄の6号機時代から救いの6.2号機、そして新時代の6.5号機とスマスロのおかげでパチスロの稼働は飛躍的に上がりました。その結果、各メーカーが新台をバンバンホールに送り出していますが、秋山的にはちょっとペースが早過ぎると思うんですけど、読者の皆々様はどう思いますか？

新台を入れるにはお金がかかります。さらに、その新台に設定を入れるなら別のところで抜くのが自明の理です。もちろん、その新台が長期稼働してくれるなら後々回収は出来るでしょうが、昨今の台は短命な機種が多いですからねぇ…。しかも、有識者のnote情報によって、設定狙いだけでなくハイエナの美味しい情報まで導入直後、何なら導入前に情報が拡散されてしまうので、導入初日から空き台は期待値のない即ヤメ台がほとんどです。

こうなる原因は様々ですが、一番の要因はユーザーのレベルが高くなったことです。秋山的に今のホール内は「専業2：知識のあるセミプロ5（軍団&打ち子も含む）：ライトユーザー3」こんな感じだと思います。もちろん、ホールによって異なりますが、ハイエナとしては少ないライトユーザーさんのお残しを多数のライバルと戦って拾わなければいけない状況です。堂本剛ばりに正直しんどいし、寅さんばりにハイエナはつらいよなんですが、家族を養うためには勝たなければいけないので、秋山の108あるハイエナ秘奥義の一つをお教えします。この秘奥義を覚えれば、上野クリニックばりに一つウエノハイエナになれますよ。

このコラムでCHAGE&ASKAばりに何度も言ってきたし、DREAMS COME TRUEばりに何度でも何度でも言ってきたことですが、今回も木村弓ばりにいつも何度でも言わせていただきますが、ハイエナは「投資を抑えて上ブレを待つ立ち回り」で「期待値と勝率と拾える頻度とライバルの有無などを加味したバランス」が大切です。

ここに新たな条件を付け加えることでさらに精度の高いハイエナに昇華できます。それは「ホールのクセ」です。簡単に言えば「リセットの有無」って話なんですが、それを突き詰めると「ホール法人の運営方法と店長の性格（やる気）」に辿り着きます。これは何年も前になりますが、ガチ系のライター4人でホール攻略系の企画をやっていた時の話です。

ある法人の全台系を探しに行ったのですが、その作戦会議で秋山以外の設定狙いメインの3人が「この法人はセンスがないから新台とかじゃなくて人気のない北斗修羅でやりそう」と、話していました。狙い台を絞る時に機種や設置台数ではなく入れている法人のセンスまで加味しているのかと感心しましたし、本当に北斗修羅が全台系だったことに驚愕したのを覚えています。

そしてここからが重要です。この感覚はハイエナにも流用できます。機種で見るのではなく法人や、リセットを実際にやっている店長のクセを掴むことが常勝への近道です。例えば、カバネリや北斗で据え置きを見つけたら「メイン機種にも関わらずリセットをしないホールだから基本据え置きだろう」と予測できますよね。そんなホールでもたまにリセット台を見つけることがあります。そんな時はそれが店長のやり方を掴むヒントになります。

そのリセット台が前日どの状況だったのか、期待値は出てたのか、それとも設定があったのか、そういう出来事を積み重ねていくと一見さんのエナには打てない機種が自分にだけ打てたりします。今はありませんが、過去に使っていたホールは「基本は据え置きこの機種は300Gハマったらリセでこの機種は500Gハマったらリセで、台移動の時は据え置きでそのシマと同じ並びで移動するから前日のハマりゲーム数も把握可能」レベルで掴んでいるホールもありました。

いかがでしょうか。他のライバルに差をつけるヒントになったでしょうか。分かってくると…

打てる台はたくさんあります。

上の写真は全て据え置きで、昼過ぎにフラッと行けば期待値のある状態で空いていました。小台数で高設定に期待できないホールですが、常駐のライバルもいないので秋山にとっては美味しいホールです。

期待値だけでなく法人や店長のクセを掴むと試行回数が増えるので安定すると思いますよ。そして、店長は移動などで変わったりするので使える店が使えなくなったり使えなかった店が使えるようになったりするので、チェックは必須ですよ。