過去の「隣に座ったヘンな客」はコチラ

チワッスあしのです。
ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらの企画、今回の記事がアップされるのはクリスマスの翌日とか翌々日とかその辺だと思いますが、この時期になるともう一気に歳末感が出てきますな。

んでパチンコというのはほとんどの地域において365日やってるものですし、むしろ盆とか正月とかは「かきいれ時」ですらあるんで「とにかく休まず、いつでも同じ時間にオープンする」というのがパチ屋という業態的な特徴のひとつかもしれません。

この「いつでもやってる」というのは裏を返せば「いつもいる奴がいる」という事でして、日本中を探せば、今年365日の間、毎日欠かさず同じ店に通ったという常連レベル99みたいな人もたぶんいると思います。

かくいう筆者も2012～13年くらいは（ほぼ無職だったこともあり）気が狂ったように同じ店に通ってました。

もう今は薬局になってるそうですが、足立区にあった駅近の某店チェーン店は、当時はまだそんなに多くなかった「5スロ」に力を入れててまあまあ新台を入れてくれてたんで財布にも優しく、物書きのネタ探しに非常に都合が良かった。

もちろん他の店に行くこともあったので流石に365日オール…とはいきませんが、おそらく週5くらいで通ってたと思います。

なので当然のようにクリスマスとか大晦日もその店にいったんですが、正直筆者は「歳末のマイホ」というのが好きじゃないんですね。

理由は簡単で「普段見かけない人が大量におり、何か雰囲気が違うから」。

そもそも大晦日は何か気が急いてソワソワしちゃうたちなんですが、そういうときに通い慣れたホールがいつもと違う様子だと「いよいよ年末」な感じがグワッときて「掃除しなきゃ」「なんかやり残したこと片付けな」みたいな気分になり、パチンコどころじゃなくなるんですね。

なので最近は意識的に、年末は普段と違うホールに（なるべく）行くようにしてます。

今年はどうなるかなぁ…？

んでそっちの方向の話で思い出す隣人は、田舎に居た頃のマイホでエンカウントしたオッサンですな。

俺もオッサンも「スーパーブラックジャック（初代）」を打ってたんで2003年の大晦日だと思います。

とりあえずボコクソに負けまくって「大晦日にパチ屋になんか来るもんじゃねぇな」とかなり反省しつつも別に家帰ってもやることがないんでダラダラと打ってたんですが、夕方くらいでしょうか、店内のスピーカーから呼び出しアナウンスが流れたんですね。

普通店内アナウンスって普通は車のナンバーでの呼び出しで、個人名での呼び出しってあんまりない気がするんですけども、その時は普通に「◯◯町からお越しの◯◯様」みたいな感じで呼ばれており、しかも「カウンターまでお越しください」って言ってたんですね。

あら珍しいなぁとか思ってたら隣で打ってたオヤジがスワッ！と立ち上がり、スススとカウンターに向かって行きました。

筆者は「ああ彼奴が◯◯様か」と思い、あんまり深い意味はないのですが、なんとなく缶コーヒーを買うついでに追うように付いてったんですけど、向かった先にはオッサンと同じくらいの年齢の女性が立ってまして、明らかにブチ切れてんすね。

オッサンは手刀を切るような形でしきりに謝ってるんですけども、おばさんの方は顔をひそめて何か言っており、くるっと踵を返すや店の外のほうに向かって歩いていきました。

おばさんを小走りで追いかけるオッサンをみながら「ああ、怒られとんな」とボンヤリ思った次第。

良く考えたら今日は大晦日ですし、普通だったら家でやることが沢山あるんですよ。

大黒柱がバカみたいにスーブラ打ってて良い日じゃないんです。

奥方の切れっぷりをみるや大方「ちょっと買い物いってくる」みたいな感じで家を出てそのままホールに来た感じでしょうけども、バイネームで呼び出されてる時点でもはや家でガッツリ怒られるのは確定でしょうし、多分もう正月の間ずっと機嫌悪いと思います。

せっかくの正月なんだから気持ちよく過ごしたいだろうに、全く迂闊なオッサンだなと思ったんですけども、筆者も結婚後に似たような失敗して気まずい正月を過ごすことになるとは、当時はまだ知りませんでした。

隣に座ったヘンな客…アナタの体験談を教えてください！

ライター・あしの氏が当コラムにて紹介させて頂く…かもしれません。

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