今回の更新は「永浪篇第十四話」

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前回も書いたような気がするが、最近は本当にあぶれる日が増えた。僕にとって2月前後は毎年難しい時期なのだが、それを差し引いても内容が悪過ぎる日々。色々な意味でデジパチを知らな過ぎたのも問題有り。

そうこうしているうちに、このコラムの締切りが明後日に迫っていた。この展開は前にもあった気がする。既視感が漂っているが早速いってみたいと思う。

今週は大海の新台『P大海物語5』が登場した。アテが何も無いのならばこの一択で問題ないだろう。北斗無双も出たしバカボンも甘いよと突っ込まれそうだが無視する。そう思って新台の扱いがマシなホールに月曜から行ってみたのだが、微妙に足りなかった。7000個打ち込みで19.3回/千円、出玉は139個/1ラウンド。

これでは足りないと店回りをしていたのだが、見付けてしまったのは打てる台ではなく飲み友達。早々に稼働は諦めて、早くからやっている安いだけが取り柄の居酒屋で飲んだくれてしまった。

そんな訳で今朝は回らぬ頭でムカムカする胃を摩りながら、実際に昨日見に行ってはいないのだが、そこそこ回っていたデータがある店の抽選からスタートした。頑張って店を選べば、22くらいまでなら現状だと狙えそうな気がする。

真ん中くらいの番号で入店して海コーナーへ向かってみると、見た瞬間無理だと思わせる釘。あれあれあれ…と数台見てみるも、これは無理だろう。トイレだけ借りて玉を打たずに移動。

2軒目。近くにあるホールをなんとなく覗く。大海5のヘソがデカい。色めきたって座るも、よく見ると液晶横のコボシがエグい。それでもどんなものなのかと打ち始める。

1台目は7000円分の貯玉で128回転。もうこの時点でこの店は無理だとは思ったが、一応もう1台試してみる。もうやめようかなと思った残り貯玉750個と1000円投資したところで当たりを射止める。単発だったのだが時短中に当り2連チャン。出玉も見た目通り良くもなく悪くもなく、続けていけば多分140個/1ラウンドに微妙に届かないくらい。あとで計算しやすい様に2500個残してヤメ。11時20分。

今回の大海は甘くて速い！ ベースにもよるが時間230回転くらいは回るのではないだろうか。それだと出玉が表記近く取れるのなら、21を超えてきたら現状ではお宝扱いになりそう。

液晶がデカくなった影響で道の角度が緩くなった。でもその補正の為なのか、風車下にプラスティックを絡ませている。液晶横のコボシや風車上にマイナスが無ければそれなりのヘソで回るはずだと思われる。コボシのマイナスはよくある状態なのでご注意あれ。

まだ3台しか打っていないが、止め打ちに適しているかと言われれば微妙な印象。ステージ上での玉の動きが軽い印象。ぶつかってもたまに入る。

がっつりのチョロ打ちに対策してきたかの様なゲージ構成。それでもストローク位置を探れば捻り打ちの余地はまだありそうだが。

はっきりと消化が速くなった。昨今の他機種と比べてめちゃ速とは言えないが、それでもメインの大海でこんなにはっきりと速いのは初めてではないだろうか。そして確変中の確率も10倍に上げられている。これにより、玉が減る台で一般客との差を付け辛くなった。

8個保留、ステージ止めも微妙、確変・時短中が速くがっつりのチョロ打ちが微妙。誰が打ってもあまり変わらない台になった印象。もしかしたら大海4からなのかも知れないが、大海4はほとんど打ったことがないのでわからない。

逆に言えば極めて完成度の高い台とも言える。海系ファンの年齢層を考えたら素晴らしい対応なのかもしれない。

しかしどうも引っ掛かる。トレンドに呼応して、ユーザーを慮って出来上がった結果なのかもしれないが、偏愛を感じない。簡単に言えば海特有の可愛らしさを感じない。

マーケティングで出来上がった完成度の高い台という印象。なんなら顔の違う牙狼みたいだ。牙狼は打ったこと無いのだが…僕のような人間目線では、結局特日にめざとい連中に狙われるだけの台になりそうな印象。

3軒目。電車に20分程揺られて来てみたが、海系は軒並み埋まっている。『Pダイナマイトキング～無敵SPEC～』のヘソがデカい。昨日顔見知りのおじいさんが打っていたのだが今日は居ない。この台は開けても回ったデータを見たことがないのだが…打つ台も無いのでなんとなく打ってみる。2500個でヘソ206、デジタル65。納得して退店。

4軒目。このくらいの時間に今日は7の付く日だということに気付く。7の日をほとんど狙わないのですっかり忘れていた。まあ今更気付いたところでもう遅いのだが、とりあえず7の付く日が強い店に行ってみる。

『P大海物語4スペシャルBLACK』のヘソが少しだけ良化している。初打ちなのだがちょうど良い機会でもあるのだろう。適当に選んだ台で打ち始めると、まさかの1回転で当たった。

6連チャンを消化してなんとなく打ち方がわかった。大雑把に言えばヘソと電チューが同じ振り分けなので、玉が増えないならばなるべく打たなければ良い。保留の5個目が少し時間が掛かったような気もするが、8個保留で保留が無くなるまでは消化時間は速いまま。多少効率は落とすが、玉が減る台ならば保留2個目くらいまで止めておけば、玉減りをグッと抑えられる。沖海5桜ver.と同じ捉え方で良さそう。

22回/千円くらい回れば玉なら座っていられるのでは…と思ったが2500個打ち込みで197。もう少し上がればと更に打ち込むも4500個打ったところでギブアップ。20回/千円に毛が生えた程度。

時刻は15時40分。普段ならばもう帰っているんだろうが、流石に今日はこんな中途半端な状況のままでは帰れない。気を取り直して電車で30分弱の移動。

5軒目。見て見ぬ振りをしておきたかった『Pビッグポップコーン』のシマ移動台。でもどうせ気になって一度は打ちに来るはずだ。可能性があるのはたしかに事実。でもそれで去年はほとんど金にならなかったのも事実。果たして今日は…。

釘状況的にはずっと据えなので30回/千円に毛が生えたくらいというのは知っていた。この店でもシマ移動のたびに打ちに来ていた。多分今回は記憶が確かなら4回目の移動だと思う。

移動前はまずまずな役モノだったのだが、移動してからは打てた試しがない。一縷の望みを託して打ち始める。

1万500円目、B揃いの5回開放で当りを射止める。これがラッシュに突入して役モノを見る機会に恵まれたのだが、なんとも言えない感じ。結果10連チャンまで伸びたのだが、この時点で多分無理との認識に至る。

幾つかのファクターで役モノの数字を取っているのだが、その全てで打ちたいレベルに到達していない。全然ダメな台という感じでもないが、普通にダメな台の可能性が高い。しかしこの機種はこうやって数値を取っていても判別に3日くらい掛かることもある。

持ち玉も出来たし時間もまだあるし、あとは時間の許す限りダメ出しに励むといった状況か。途中小当りがポロポロ当たってもしかしたら設定を入れているのかと期待したが、ENDの表記が1度もひらがなにならなかったし、冷静に現状を考えたら多分ムラなんだろうな。

20時25分、少し早いけれど稼働終了。昨日の朝打っていた店にイヤホンを忘れたので、それを取りに行かねばならない。これまた既視感漂う話だが、しかし年がら年中こんなことを繰り返しているのだな。

今日の成果は、個人的にはポップコーンのダメ出しのみ。稼働録的には今のご時世フラフラしてみても厳しいよ、みたいな感じか。勝手に総括してないでおまえが残念なんだよと言われそうだ。今回は下手の横好きみたいな稼働しか晒せず申し訳ない。