えっ! パチンコ屋で億単位の見返り…?

えっ! パチンコ屋で億単位の見返り…?

 

過去の「隣に座ったヘンな客」はコチラ

チワッスあしのです。

ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらの連載、今回はペンネーム「パロパロ」さんのお便りをご紹介しましょう。

おつかれさまです、パロパロさん。

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顔見知りのおばちゃんからパチンコ店で自分のマシンに万札入れてと催促された。
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オウ! なんかアレみたい。

サラリーマン金太郎に出てくるパチ屋でカネせびってくるババア(中村加代)の話。

実は加代さんは日本屈指の金持ちで誰よりもカネの大切さを知ってるからこそ自分のカネを使わず「もうちょっとで当たりそうなんだよ、千円くれよ!」って言ってまわってホールの客から煙たがられてる人なのですが、そんな事を知らん金太郎は加代さんを頭のイカれた老女だと勘違いし「バアさん、そんなちまちまやってても当たらねぇだろ、一万円やるよ、これで遊びな」と社会人になりたての暴走族のくせに謎に上から目線で余裕の対応をしてしまいます。

当然、加代さんはこれに激怒。「ガキが調子のんじゃねぇ!」みたいな事を言って金ちゃんに説教をしたのち、いろいろあって彼の生涯にわたる強力な味方になります。

はい、これは「サラリーマン金太郎」という作品の特性を端的に現す名エピソードですな。

こういう「ただの一般人が実は凄い人でそれとは知らぬ金太郎が失礼なことをするもなぜか気に入られ、最終的に味方になる」というのはこの作品のテンプレ展開であり、これを繰り返すことで矢島金太郎という男は日本を背負うほどの人脈モンスターになっていくのです(最後のほうはいろんな国の国家元首にも気に入られてる)。

なので、構造としては実は「カメレオン」とあんまり変わらないんですが、作中のエピソードがいちいち現実離れしており、例えば「海で溺れた爺を助けたらそれが大企業の社長だった」とか「鉛筆削りしか出来ないのでそれだけやってたら社運を賭けた新規プロジェクトのメンバーに大抜擢」とかはまだ序の口。

「トンネル掘削作業員のボスにボコボコにされるけど『実は俺は左利きなんだよ』で逆転勝利してみんなの心を掴む」とか「中東の砂漠の真ん中ででサソリにさされて死にかけたところにちょうど嫁が助けに来て瀕死セックス」とか「いきなりゴム屋に転職してコンドーム販売数の日本記録を樹立するも一日で退社」とか、「そんなわけあるかい!」な状況が次々と起きてこっちのテンションも「うおぉぉぉ!」ってなります。

読んだこと無い人はなぜかこれを「ビジネス漫画」と勘違いしてますし実際にそういう風に紹介される例もあるのですが、筆者はいたるところで口を酸っぱくして言ってますけどこれはホントに「ギャグ漫画」であり、「ギャグ漫画としても読める」とかじゃなくてジャンルとして明確にコメディなんです。

「サラリーマン金太郎」は評価がホントに割れる作品で、ハマる人にはめちゃめちゃ面白いんですけど、そういう人は例外なくちゃんとこれを「ギャグ漫画である」とわかって読んでおり、ビジネス書と勘違いして読んだ人は遅くとも10巻くらいで「なんか違う」ってなってアンチ化すると思われ。

なのでこれから読む人はちゃんと「ギャグ漫画」として読んでください。

はい、で今回の話なんですけど、何か金太郎感があります。

パロパロさんが出会ったその「万券入れてくれよ!」のババア、もしかして都内に巨大な土地を持つ大金持ちではないですか?

もしそうだとしたら、パロパロさんはその時、ババアのサンドにスッと万券を入れてあげるべきだったかもしれません。

さすれば、一旦は説教されることでしょうが、その後にポンと億単位の投資をしてくれるんでプラマイで考えると大幅プラスだったことでしょう。

いやぁ、惜しいことをしましたね…。

と、創作物は抜きにして真面目に答えると「ホールで他人にカネをせびる人」というのは100%マズい人なので、「さわらんとこ」と手をオバケの形にして、スススと離れるのが吉です!

皆様の体験談を大募集!

隣に座ったヘンな客…アナタの体験談を教えてください!

ライター・あしの氏が当コラムにて紹介させて頂く…かもしれません。

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コチラから送ってください!!!!!
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