たまにはパチンコでお勉強はいかが!? 名作はホールで読んでも色あせない!【独断偏見BEST3】

たまにはパチンコでお勉強はいかが!? 名作はホールで読んでも色あせない!【独断偏見BEST3】

まさかの古典タイアップ機! 歴史的作品がパチンコではこうなる!!

独断と偏見だけでパチンコのBEST3を決定するこの企画。

今回のテーマはパチンコに似つかわしくない「文学」。これだけタイアップマシンが存在すると中には突拍子もないところをモチーフにする台ももちろんあります。そんな台の中から文学作品をモチーフにした台を今回はピックアップ。はたしてマンガやアニメとは違う世界観をどうやって再現しているのか…気になりますよね!? そんな独断と偏見にあふれたBEST3マシン、ご覧ください!

【第3位】CR新・弥次喜多(奥村)

鬼門関外莫道遠、五十三駅是皇州、といへる山谷が詩に拠て、東海道を五十三次と、定らるよしを聞り。―東海道中膝栗毛

十返舎一九によって江戸時代に刊行された滑稽本。それが「東海道中膝栗毛」で、その主人公が弥次郎兵衛と喜多八、通称・弥次さん喜多さんになります。そんな2人を主人公にしたのが2005年に登場した本機「CR新・弥次喜多」。

演出は見ての通り特別原作には関係なし(笑)。ただし原作で2人が騒動を巻き起こすように、全体的にはドタバタな演出が多数存在変則的なマルチラインなのも特徴で、後継機にも一部演出で踏襲されていきました。

【第2位】CR平家物語(豊丸)

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。―平家物語

鎌倉時代に製作されたといわれる作者不明の軍記物語。それが「平家物語」で、2001年に登場した「CR平家物語」のモチーフとなっています。「平家物語」は琵琶法師によって語られたといわれる通り、演出の随所には法師が登場! リーチ中には群となって出現し信頼度をアップしちゃったりもしてくれます。

全体的にはややダークな雰囲気ながらもシンプルな演出はカッコいいの一言。登場当時、華美になりつつあったパチンコ演出とは一線を画しており、独特な世界観で人気マシンとなりました。

【第1位】CR源氏ものがたり(ミズホ)

いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。―源氏物語

紫式部により平安時代に成立した長編物語「源氏物語」。内容は知らなくてもタイトルは誰もが知っているであろう超有名な古典作品ですが、そんな本書をモチーフとした台が今回のランキングの第1位となります! それが2004年に登場した「CR源氏ものがたり」です。

本機は機種名を聞いても知っている人の方が少ないのではないかというほどのレア台全面液晶がめちゃくちゃ目を引きますが、正直本機の特徴はそのくらい…スペックは当時の王道ミドルで変則的な部分は一切なし。演出も一応主人公は「光源氏」となっていますが、原作はほぼ関係なく雅(!?)な宮中の世界観を表現したものとなっています。

いやぁ、ツッコミどころ多すぎですよね…(笑)。


というわけで紹介してきた「文学」マシンBEST3.結論としては文学作品をパチンコで表現するのはなかなか難しい、ということで! まぁ真面目に作っても面白い台になるビジョンは見えないですし、もともと合わないってことでしょうかね。今後画期的文学パチンコが登場する日は遠そうです…。

【番外編】走れメロス(JPS)

メロスは激怒した。―走れメロス

今回はオマケでパチスロから番外編を1台紹介。それが太宰治の著・「走れメロス」をモチーフとした本機「走れメロス」です。いや、どうしてこの台をモチーフにしようとした…。

しかし演出についてはパチンコに比べて適度なおふざけ感が好印象。CZの名称が「激怒ゾーン」だとかART中の演出が「投げろメロス!」だとか、走り続ける限りARTが続くとか…どうせ文学作品をパチンコ・パチスロにするならこれくらいはっちゃけて欲しいですよね。

太宰治がこの機種を見てどう思うかはわかりませんが、こういった機種なら今後もぜひ登場して欲しいと思います!!

今回はここまで! 次回もお楽しみに!!

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