平均連チャン数、自力で出せる?

平均連チャン数、自力で出せる?

【第74回】平均連チャン数の計算(ST機編)

『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。

 


 

計算ネタについては本連載で何度も扱ってきたが、平均連チャン数の計算については未解説だったのでここで触れておきたい。

 

一口に連チャンと言っても、確率変動による連チャンには大別して「次回まで確変方式」と「ST方式」の2種類に分かれる。

前者と後者では平均連チャン数の計算方法が異なる。また、前者は確変に突入した時点で2連チャン以上が確定するが、後者はSTに突入しても単発で終わってしまうことがある。

 

今回はまず「ST方式」について解説しよう。

【例題機種】
ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Typeレイ
・大当り確率…1/319.7
(ST中1/99.5)
・初回ST突入率…63%
(電サポ中は100%ST突入)
・ST突入時…電サポ163回
・ST非突入時…時短100回転

本機の初回ST突入率は63%。まずはST突入した場合の平均連チャン数を計算する。

ST163回転で引き戻す確率は以下のように計算する。

=1-(1-1/99.5)^163
80.73%

ST中に引き戻せば100%STに突入するので、次回以降も80.73%の確率で連チャンすることになる。

 

80.73%の確率でループする場合の平均連チャン数は以下のように計算する。

=1/(1-0.8073)
5.19連チャン

ST突入時の平均連チャン数はこれで計算完了だ。

 

ただし前述の通り、これはあくまでもSTに突入した場合である。非STの場合も含めれば平均連チャン数はもっと下がる。

初回非STの場合は時短100回転がつくので、まずは時短100回転の引き戻し率を計算してみよう。

=1-(1-1/319.7)^100
26.90%

初回がSTでない場合でも、単発と決まったわけではない。26.9%の確率で連チャンするのだ。

そして幸運にもこれを引けた場合は当然ST確定なので、平均でプラス5.19回の連チャンが期待できる。

 

では、ST・通常込みの平均連チャン数はいくつになるのか? 次回解説する。

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