機種の大型化には賛成or反対?

日遊協(一般社団法人日本遊技関連事業協会)は5月20日に今年初となる定例理事会を開催。今回はこの定例会で遊技者たちが興味を持ちそうなことを一つピックアップした。

遊技機の大型化に関することについて

全日遊連(全日本遊技事業協同組合連合会)の有志の人たちから提起されていた問題。遊技機のことについて意見交換が行われた。第1回のため、大きな進展は無かったが日遊協の西村会長は「当初は遊技機が大きくなり、重くなっていることについて苦言もあったが、マイナスではないというホールの意見もある。色々な意見があるが、メーカー側に向けて色々な意見を出し合うという機会づくりに意義があると思っています」とのこと。

今後も第2回、第3回と開催されると思うが「遊技者たちの意見はどうなのか」と思い、いろいろとネットで調べてみた。

 

ほとんどが反対の意見

あくまでも意見を述べていた人たちのことをまとめたものなので、偏りはあることを念頭において読んでほしい。

■サンドにお金を入れにくい
確かに入れにくい台もある。

■頭をぶつける
ほとんどの人が経験済みの痛い思い出。流血した人も!?

■データ機が見えない
最近だとほとんど見えなくなってきた……。

■呼び出しランプが押せない
これは対処しているメーカーも増えてきている。

大きく分けるとこの4つの意見が多かった。筆者もほとんどこの意見。特にデータランプが見えないのは許しがたい。パチスロはまだ見えるが、パチンコは本当に見えない機種が増えてきた。と言っても、パチンコはデータ判別よりも釘で判別するものではある。

しかし、データによっては出玉の推移グラフで「〇玉使用してこのぐらい回っている」などの判断もできるところはある。それにデータランプを設置している意味が無いのでは? と考えてしまう。

ではホール関係者の意見はどうなのか。これもネットで調べてみた。

■部品がセパレートで大変で重い
組み立てに多少の苦労がある。

■清掃の際に邪魔になることが多い
背が小さい方だと上の方とか拭きずらそう。

■お客様の安全を考えるとヤメてほしい
万が一、倒れてきたりしたら大変。

大きな意見としてはこの3つ。確かにSNSでは「1台に対してこんなに部品があるの!?」というような画像を見かけることがある。それを取り付けるのは一人では無理という意見もあった。

では悪い事ばかりではなく、良いことは……検索していたらひとつだけ出てきた。


■目立つ!
目当ての台がある時はすぐわかる。

この意見が数件あった。設置されている台が遠くからでも分かるのは良い事ではある。

大型化しなくてもヒットする?

その他の意見では

■ゲーム性に関するギミックは許せるが、意味のない「飾り」は本当に要らない

■台が売れないからって筐体にコストをかけて高く売ろうとするな

■段ボールで倉庫が圧迫されている

■トラブル処理に時間がかかる

などマイナス面の意見が多かった。この意見はネット上のものだけだが、大多数の人が「そんなに大型化しなくても良い」という意見のようだ。

「大型化しないと流行らないのか」と思うかもしれないが、そうではない。実際にシンプルな筐体だがスペック面で勝負した「大工の源さん 超韋駄天」が大ヒットした。

この事例から考えると「見た目より中身」ということになる。しかし「それが出来れば苦労しない」というのがメーカーの意見ではないだろうか。

昔ほどヒット機種が連発する時代ではなくなったパチンコ業界、メーカーも大変だろうが頑張ってほしいところではある。

ちょっと大きくなりすぎている感は否めない

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