パチンコの中ではまだ新ジャンルともいえる「右打ち」系マシンの歴史に迫る!【PLAYBACK/パチンコ進化論 1種2種混合機①】

1種2種混合機・V確変ST機はあるきっかけから誕生!

※当該記事は2017年発売の「パチンコ攻略マガジン」誌上の企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。また白黒の写真が中心となりますが、ご了承ください。

「パチンコ攻略マガジン」誌上にて2016年7月より連載が開始されていたのが「パチンコ進化論」。2016年までのパチンコの歴史、その細部にまで焦点を当て、紐解いていく企画となっていました。そして今回、その誌面記事をWEB上に完全再現! あらためてパチンコの歴史を確認していきます!!

第14回目となる今回のテーマは「1種2種混合機・V確変ST機」について。今では当たり前となっているこれらのスペックも、登場当初は各メーカーとも手探り状態。そこからどんどん洗練されていき、多様なスペックとなっていきました。そんな変遷とともにその時代の名機たちをまとめて紹介! 意外な機種がその後の人気機種に影響を与えたことも!? 今回は3回にわけてお届け!!


種別撤廃後に誕生した新ジャンル!!

2004年、種別撤廃!

かつて1種=デジパチ、2種=ハネモノ、3種=権利モノという種別があったが、2004年に撤廃されるとデジパチとハネモノのゲーム性を一緒にした新基準機が登場。これを旧種別の名称から「1種2種混合機」と言う。ハネモノに液晶直撃当りの付いた台や時短突入で右打ちのハネ開閉当りに移行する台等がある。

「役デジ」というキャッチコピーで颯爽と登場した「湘爆」を筆頭に、2006~2007年頃はサミーやダイイチを中心に「1種2種混合機」の新台がホールを賑わせるようになる。

「水戸黄門」や「海物語」、「大工の源さん」のハネモノメインの1種2種混合機も登場。

"超速〇ガMAX”という、のちに某所から怒られることになるキャッチコピーと共に2008年に登場した「牙狼」は、結果的に突入率50%・継続率82%・出玉約1620個(ALL)の爆発力を有した唯一無二の「1種2種混合機」として、長らくホールの看板台となる。

右打ち→V入賞で即大当り→ラウンド中のバトル勝利(危機回避)で継続する魔戒チャンス(時短99回転)の速さには、当時誰もが夢中になったといえる。

「牙狼」シリーズはその後V確変ST機に変貌。「麻雀姫伝」はVストック2回の「VVルーブ」搭載。

「三姫繚乱~麗しき闘い~」シリーズは奥村最初で最後の1種2種混合機となった。

SANKYOは通常時の図柄揃い以外にV入賞での大当り(神人撃破チャレンジ)も搭載している「F.涼宮ハルヒの憂鬱」や、電サポ中は図柄揃いメインになる「2種1種タイプ」、「F.バニー&バニー」等、1種2種混合機をコンスタントにリリース。

「蒼穹のファフナー」は図柄が揃うと電チューが開放し、入賞させると上部のハネが開く。ハネに拾われた玉が回転体のV入賞で大当りとなるが、この時"スペシャルルート"に向かうと巨大な「ルガーランス」ギミックが発動して大いに盛り上げた。

今回はここまで! 次回(9月8日更新予定)もお楽しみに!!

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