プロの思考・戦術を復刻掲載!【第5回・主役は銭形2編】

勝ちやすいのは都内か地方か

パチスロ攻略マガジン内企画「ヘミニクのスロかつ!」2014年4月号より順次転載

「東京には設定6を使う店がたくさんあっていいなあ」

…上京する前、静岡や福島でパチスロを打っていた頃、僕はそう思っていました。

その理由は、雑誌やネットで得られるパチスロ情報のほとんどが関東圏から発信されるものだから。

スロマガでプロとして連載を持たれているしのけんさんも、立ち回っている地域は関東圏ですよね。

「東京のパチスロ状況は良い」と、静岡に住んでいた頃の僕を含め、皆がそう思ってしまうも仕方のない事でしょう。

でも実情はどうなのか?

今回は、静岡と福島、そして東京のスロ事情を比較し、主に東京パチスロの負の部分を紹介してみたいと思いますよ。

まず、初めに言っておきます。都内の設定状況は地方と比べると格段に良いです。

いきなり先ほどの文を否定した感は否めませんが、これは事実。

しかし、都内にはパチスロで勝つために避けては通れない壁が二つあります。

一つ目は客層。

都内は若者が多く、パチスロ情報の浸透率が地方よりも圧倒的に高いです。

高設定がしっかり使われる店にはすでに手練れの常連が存在している事が多く、自分だけがオイシイ思いを出来る店はなかなかありません。

もし見つける事が出来ても、高設定が存在するという情報はすぐに知れ渡ってしまい、競争率がアップして立ち回りづらくなるというパターンが多いです。

そしてもう一つは、抽選。

僕の住んでいた静岡東部は並び順入場が基本で、朝イチ早く並びさえすれば狙い台の確保は出来ました。

しかし都内の場合、台を確保するにはまず抽選をクリアせねばなりません。

早く並ぶ必要がないから楽じゃん?

そう思うのは以前の僕。

並び順入場の場合、競争する相手は早並びで高設定を取りに来る一部のその手の者。

早い話、その人たちに勝てばいい訳です。

しかし抽選入場の場合、勝たなければならない相手は抽選を受ける者全て。

人によって狙いの精度に差はあれど、前述した客層の強さを踏まえると、後番入場になるとチャンスはほとんどありません。

抽選入場は公平ゆえに、勝ちにくいのです。

東京だからって簡単に勝てる訳ではないと思います。

しかし! 

日々高設定が存在する以上、それに辿り着けるチャンスも当然多い訳で。

今回の実戦データは、客層はそこそこながら各機種に1台高設定を使う店で打ったデータ。

抽選31/60番で入場し、とりあえず目当ての機種を確保するも低設定の挙動。

その後は設置台数の多さから稼働がまばらだった「主役は銭形2」を、過去のデータ的に設定6である可能性が高いと判断して打つと、それが正解でした。

他人とどこかで差を付けなければ、設定狙いは勝てないと思います。

静岡では、それは並びの早さと店のクセ読みでした。都内においては、その手の者に広まる前に、高設定を使っている事に気付ける嗅覚と情報収集力…だと思います。

現在のヘミニクから一言!

これは今も同感ですねー。

むしろ都内は更に顕著になっている印象。

ただまぁ、結局勝ちやすさなんてのは全部ひっくるめた状況次第。

客層がキツくても勝てるホールは勝てるし、設定が入ってても勝てないホールは勝てない!

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