【栄光なき名機】兄より優れた弟など存在しねぇ!!【北斗の拳SE編・レビン】

誰もが待ち望んだ後継機

自分はどちらかというとメジャーな機種を好む傾向にあるので「栄光なき」と言われるとパっと思い当たる機種が出てこないのだが…1機種だけドンピシャなのがありました。

それがコチラ!

そう、概ね人気となるパチスロ北斗シリーズの中において、結果的に不人気で終わってしまった「パチスロ北斗の拳SE(4号機・2006年)」である。

※SEはスペシャルエディションの略

 

不人気だった大きな要因は、そのスペック面にある。

初代北斗は設定6の機械割が約120%だったのに対して、北斗SEはというと約108%程度にパワーダウン。

ハイスペックな機種なんていくらでもある時代に、この機種を好んで打つ人なんてほとんどいなかった…というわけだ。

ただ、個人的には世間で騒がれていたほどの負のイメージはないし、むしろ上記の理由により設定6が多用されていたので積極的に狙っていた機種である。

最近では102~104%程度のディスクアップ、愛姫、ガメラ、新ハナビなどが甘い甘いと騒がれているが、北斗SEの設定6は簡単につかめる上に、単純にもっと勝てたのだ。

リプレイ頻発でチャンス

じゃあスペック面は妥協できるとして、ゲーム性で初代よりも勝っているところはないのか…という話になるのだが…残念ながらあまりないかもしれない(笑)。

しかしバトルボーナス(BB)中に、個人的には好きな部分があったのでそれを紹介したいと思う。

 

すでに忘れた方も多いとは思うが、初代北斗のBBはまず小役ゲーム(AT)→そしてJACゲームという流れで、JAC中にバトルを行っていた。

しかし北斗SEのBBでは、開始早々いきなりバトル(ATではなく通常時)→そしてケンシロウが負けなければJACゲームという流れに変更されていた(初回は必ずケンの攻撃→ラオウガードという演出となり、JAC0回で終了することはない)。

 

で、このわずか6Gのバトル中は「リプレイ出現率を監視する楽しみ」というのが存在していた。

実はBBが継続する場合は1/3程度でリプが出現するのに対して、終了するバトルでは1/7ほどの出現率になっている。

つまり、ラオウの攻撃パターンに加えて、リプレイの出現頻度が継続期待度に大きな影響をもたらしていたのだ。

分かりやすく言うと、剛掌波で絶望! しかし成立役はリプ→リプ→リプ…セーフ! といった感じだ。

初代とは違った変化球…といった感覚で、当時は楽しんでいた記憶がある。

その他、初代との主な変更点

初代のゲーム性なら覚えている…という方も多いだろうから、最後に初代との主な変更点を記載しておく。

特にオッサン世代は「あ~、あった、あった!」といったふうに、当時を思い出す方も多いのではないだろうか。

1. ケンシロウが基本的にバギーに乗っている
2. ハートが初登場(バトル発展でチャンス)
3. 北斗揃いはなく、赤7揃いが偉い
4. 変則押しでチャンス目を見抜くには左リール赤7狙いが必要
5. BB中の雲が流れる=継続の法則は通用しない
6. BGM「タフボーイ」が初めて採用
7. BBの最低継続率が66%から75%にアップ(他は初代と同じ)

などなど。

中でもハート登場やタフボーイなどは、当時それなりに話題となった。

そんな感じで、本機はネタとしてディスられてしまうことも多いのだが、違った時代に登場していればまた違った評価、そして栄光を勝ち取れていた機種だと思っている。

あ~、こんなことを書いてたら久しぶりに打ちたくなってきたぜ!

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