【しのけん】山佐の花月…じゃない方!【ツーペアー編】

遊び心あるキャラデザイン

※過去の「栄光なき名機たち」記事はコチラ!

今回紹介するのは1999年に山佐から登場した4号機『ツーペアー』。

1999年と言えば、大量獲得機やCT機等、パチスロのゲーム性が大きく変化した年。

このツーペアーも御多分に漏れず大量獲得機なのですが、本機はリプレイハズシが不可能。

右リールのみ目押しで誰もが簡単に大量獲得を目指せる仕様で、名称として「イージーMAX機」と名乗っておりました。

はい。この頃のパチスロをご存じの方はなんとなくお気づきの通り、この機種は同様の山佐大量獲得機「花月」の兄弟機。

リール配列やゲーム性は基本的に同一となっております。

では何が異なると言うと、見た目やリール絵柄、後は通常時の制御とBIG平均獲得枚数。

BIG平均獲得枚数は花月が約450枚に対し、ツーペアーは約500枚(※共にメーカー発表値)。

そうです、花月より見た目可愛いのに獲得枚数は大幅に上回っているのです。

ってな訳で当然ボーナス確率も変更はなされていて、基本的には重くなっているのですが…

 

【ツーペアーのボーナス確率】
※カッコ内は花月のもの

BIG(1/)
設定1…372.4(327.7)
設定2…334.4(303.4)
設定3…303.4(282.5)
設定4…277.7(264.3)
設定5…256.0(248.2)
設定6…240.9(240.9)

REG(1/)
設定1…655.4(655.4)
設定2…585.1(606.8)
設定3…528.5(565.0)
設定4…481.9(528.5)
設定5…442.8(496.5)
設定6…364.1(364.1)

機械割(%)
設定1…87.8(90.7)
設定2…94.6(93.0)
設定3…98.4(98.2)
設定4…102.2(103.2)
設定5…106.0(108.1)
設定6…110.2(113.1)

設定6に関して言うとBR確率は花月と寸分違わず、設定5に関してはBIG確率が多少下がっているものの、REG確率でそれを補っていてPAYOUTは共にアップ。

設定5・6を掴んだ場合の嬉しさは花月より上だったんですよね。

当時ツーペアーより花月のほうが設置台数も圧倒的に多く、本機はどちらかというとマイナー機。

花月ではなくツーペアーを導入しちゃったホール対して「何故そっち選んじゃったのさ!?」ってな声を聞こえてくるほど(※自分の周りでは)。

花月は多少しっかり打つ客が多い中、このツーペアーに関してはフラっと遊び打ちする客も多かったためか、7枚交換ホールを中心に露骨な高設定挙動台を何度も打つ事が出来ました。

まぁ花月もツーペアーも、当時はリプレイハズシありきなゲーム性を楽しむ打ち手が多かったため、若年層にはあまりウケが良くなく。

そんな訳で、共に高設定と思われる台がシレっと空いている機会は多かった記憶があります。

また、後に花月にはビタ押しを駆使する激ムズリプレイハズシ手順が発覚しました。

が、その手順が発覚した頃には、この2機種で高設定を期待出来る状況があまりなかったため、ツーペアーでそのハズシ手順が流用出来たかは試しておりません。

“悪魔が可愛らしい顔”で“天使が憎らしい顔”という遊び心あるキャラデザインは台の仕様を表したものなんでしょうかね。

こういう部分含め設置台数の割に記憶に深く残っています。

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