【パチスロ名機】面白かったのに…なぜ?【北斗の拳SE編】

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッスあしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機達の傍らでひっそりと咲く徒花たちを紹介するこちらのコラム。

今回からはしばらく『スマスロ北斗の拳』の導入正式決定を祝し、かの大人気シリーズを振り返っていこうと思います。

まず今回は2006年にサミーが放った『北斗の拳SE』について

歴史的名機である初代と比較されることが多く、まさしく原作にてジャギ様が言い放つ「兄より優れた弟なぞ存在しねぇ!!」というセリフを地で行く機種でありました。

果たしてどんな機種だったのか、そしてどの辺が批判される要因だったのでしょう。

4号機・サミー/2006年

高確での中チェが確定じゃない!?

初代北斗が広く受け入れられる事になったポイントは複数あるのですが、システム面でいうと「中段チェリー」にまつわるエトセトラがまずあります。

通常時に引けば25%。高確率状態で引くと問答無用で32ゲーム以内の大当たりが確定するというもので、とりあえずゲーム内での中チェの価値が非常に高かった。

どっこい「SE」ではこの中チェの扱いが変わり、高確中に引いても確定じゃなくなってしまいました。

「確定じゃなくなった」というと99%くらいになったのかなみたいに思うかもしれませんが、実際は50%程度までダウン。

小役の王様くらいの価値だった中チェもニブイチでハズすとなると、もはや係長くらいの偉さしかない。

「たぶん高確中だろう」という状況で「中チェ」を引いた時の喜びが大きく削られてしまったのは痛手でした。

で、もうひとつやり玉に挙げられる事が多いのがバトルボーナスの仕様についてです。

なぜそうなったかはよく分からんのですが、AT→JACという流れはそのままで、本作はATパートとバトルパートの演出が入れ替わっております。

極論するとどっちが先でも構わんのですが、初代に慣れ親しんだプレイヤー達にとっては、単純に違和感がエグかったのでしょう。

また、スペック面では高設定域の出玉率が前作を大幅に割り込んでおり(設定6…約119%→約108%)、これもイメージダウンの要因かと。

ただ出玉率に関しては時代の流れもあるので、ある程度は仕方なし。

このおかげか、北斗SEのシマは高設定で溢れてましたしね。

売れすぎた…ってのも要因?

ただこれゲームとしてどうだったんだというと、実は「それなりに面白かった」です。

ベースが北斗なんで当たり前なんですけども、少なくともそこまで悪く言われるほどではなかった。

前作に比べてBBの最低継続率が上がってる(66%→75%)事やバトル中のリプレイ確率が継続・非継続の煽りになってる点など、好意的に解釈できる部分も数多くあったんですよね。

演出面ではハート様の追加やトムキャットの名曲「タフ・ボーイ」の追加なんかもプラス要素でしたね。

もっとアレな台は山ほどありましたし、とりたてて駄目だ駄目だと云うほどではない。

必要以上に叩かれた理由としては、やっぱ「売れすぎた」ってのがあると思います。

なんせコイツ、パチスロ機の販売台数としては歴代2位。

なんと約32万台も売れてますから(歴代1位は当然初代北斗)。

このあたりは実際、需要と供給が乖離していたと思います。

繰り返しますが、北斗SEは決してつまらない台ではありませんでした。

期待感と導入規模が大きすぎたのです。

そして、偉大なる兄が偉大すぎた…のかもしれません。

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